コラム of 山本建築の家

日本の森で家を建てる　００１

　日本の国土の3分の2は森林で覆われており、木材資源豊富な世界有数の森林大国です。（先進国の中でフィンランドに次いで2位）
しかし、日本の木材自給率は3割弱と低迷、林業は衰退し、森林は手入れがされなくなり森は健全性を失いかけています。
これからの家づくり、どんな選択をするべきでしょう。
　森と木の文化は、日本人の暮らしの中に息づいていました。現代の住まいの多くは、木のある暮らしを忘れかけ、森と木の文化が薄らいできています。
木には、香り、肌触りだけでなく、湿度を調節する機能など、とても魅力的な素材です。
　以前は外国材に比べ高価で、贅沢な材料だったそうですが、今では誰でも手の届くような価格で流通しています。
　作り手として、魅力的な木の家を作り、小さくても発信していく努力がこれから益々、必要なのではないかと想います。

設計力×技術力　００２

　良い音楽が、聞く人の心を和ませてくれるよう。デザインの良い家も、住む人の心を和ませてくれます。そして住む人の、これからのライフスタイルを決めるほど重要な物です。家づくりにとって、設計・デザインは、今後ますます重要性が高くなってくるでしょう。
　また、それを形にできるのが職人の技術です。料理人が美味しくなれと願いながら仕事するよう。家づくりの職人も良い家になれと願いながら仕事します。そう願がうことで技術も磨かれます。
　そして「設計」も、「技術」も同じ気持ちであることが大切なことです。
フランスの建築家・ジャンブルーべェはこんな言葉を残しています
「建築家のオフィスが製造工場以外の場所にあることは考えられない」
山本建築では設計から施工まで責任を持って行っています。